さんばんのりば

鉄道を中心とした写真を貼っ付けるブログ

赤13号クリーム4号を求めて

2022-05-03

七尾線からの撤退後に鳥塚社長率いるえちごトキめき鉄道へ引き取られ、昨年から運行を開始した現役最後の国鉄急行型電車クハ455-701。4月終わりには突然のHゴム白枠や撮影地のタイロー撤去というサプライズもあり、冬も明けた5月に入ったところでようやく撮影の機会が回り、GWのメイン3連休を使い上信越道を北上。今回は1日の運用でメインとなる旧北陸本線区間を走る観光急行を紹介。

北陸本線区間である直江津~市振間は海沿いを走りながらも、日本で四番目の長さを誇る頸城トンネルを始めとした山越えも重なるために撮影地が限られる。鉄道雑誌やネットにて既出の有名所が大半を占める中、今回は有名撮影地も回りつつ次回以降への場所探しも兼ねた行程となった。

一発目の急行1号を狙うにあたり、特にクハ455側をメインに撮りたいと考えたときに思いついたのが以前一枚だけ作例を見た名立のトンネル飛び出し。反対ホームのシンプルな若干インカの編成ポジはキャパが埋まっていたため、サンヨンを飛ばして撮ることに。

名立駅トンネル飛び出し



思いの外気温が上がったために若干のメラがありながらも許容範囲。最近の車巡行は車中泊に特化した軽自動車で行っているため、無理に追いかけずに近くの道の駅で昼食をとり、筒石駅を観光した後に返しの2号を狙う。

しかしながら直江津方面は逆光な上にクモハ413側で見劣りするため、編成全体と日本海を絡めることのできる谷浜公園俯瞰へ。筒石駅通過の後追いを捉えるトンネル構図はフルサイズ購入後にまた...

谷浜公園俯瞰

 

面潰れを編成全体の塗装でカバー。風景写真のいい点である。

翌日朝には魚津に居たいために次の3号を撮影したら撤収という形で考えていたために次が最後となる。最後はキッチリと編成で収めようと思い、梶屋敷手前のカーブへ急ぐことに。しかし到着すると、同業者の構えていたアングルはハイアンでの編成ではなくローアンでの望遠を飛ばすアウトカーブ構図。急行は3両のため、横で日の丸を撮るよりかは縦を選び正面から待ち構える。編成を入れる縦のため、避けると上スカとなる柵は妥協した。

梶屋敷手前カーブ

勝利。いつの間にかHMが変わっていたが、旧字幕の急行と赤13号クリーム4号の急行色が照り映える。

親不知での工事渋滞にハマりながらも富山方面に撤収。富山ブラックラーメンを啜り、翌日の大ネタに備え黒部で車中泊

 

つづく